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     | 乳がんについて |   
 
    
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        |  1.乳房の構造 |  
        |  | 乳房は乳汁を作るための小葉という分泌腺と 乳汁を乳頭に運ぶための乳管という管が集まってできた乳腺組織と、
 その周囲にある皮膚や脂肪組織からなります。
 
 乳腺組織は乳頭に向かって放射状になっており、約16〜17個あり、
 これらはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの影響で、
 大きくなったり、固くなったり、触るとざらざらした感じになります。
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        | 特に生理の前と生理後とでは変化がわかることが多いですが、 最も変化が著しいのは妊娠授乳期です。
 
 乳腺は肥大し乳汁分泌が盛んになっており、血流が盛んになっています。
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        |  2.乳がんの発生 |  
        | 人間は細胞によって作られておりますが、その細胞がダメージを受けたときに再生能力が働いて 体を維持する働きがあります。
 
 正常な変化では、元に戻すことが目的ですが、乳がんの場合やその他の癌の場合は、
 この再生の力が災いし、必要の無い細胞分裂と増殖をして、しこりを作ります。
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        |  3.乳腺症と乳がん |  
        | 乳腺症と乳がんは見分けがつきにくいといわれています。 乳腺の自己診断を行う上で、その違いについて理解が必要です。
 下の表は乳がんと乳腺症の違いを表しています。
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        |  4.乳がんの種類 |  
        | 一言で乳がんといっても、その種類は様々です。 
 1 乳がんの分類はホルモンと関係したがんか関係しないがんか、
 2 組織学的な分け方(非浸潤癌と浸潤癌と特殊型)、
 3 悪性度(進行がはやいかおそいか、または転移しやすいがんか転移しにくいがんかなど)
 以上の3パターンで分けることができます。
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        | (1)がんとホルモンの関係について |  
        | 癌とホルモンは現在60-70%が関与すると考えられております。 よく聞かれるのが、乳腺症だと乳がんになりやすいのでは?ということですが、
 乳腺症だからといって乳がんになるとはいえませんが、
 乳腺症の場合には、自己検診でわかりにくいため、乳がんが発見しずらいことはあります。
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        | (2)組織学的な分け方 |  
        | 乳がんには17種類あります。 
 大きく分けると、
 非浸潤がん、浸潤がん、特殊ながんの
 3種類ですが、その組織型により
 悪性度も違います。
 
 非浸潤がんと浸潤がんの違いは右の図の通り、
 乳管内にとどまるのが非浸潤癌で、
 比較的転移しにくい癌ですが、
 浸潤癌は乳管の外に出てしまうため、
 転移をしやすい癌といえます。
 
 ただし、非浸潤癌は乳管をはっていくため、
 しこりをつくりにくく、
 知らずのうちに広範囲に広がってしまいます。
 これを診断するには、
 マンモグラフィーが欠かせません。
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        | (3)悪性度 |  
        | 現在悪性度は病気分類を重点的に使用していますが、最近わかったことで増殖因子というのがあります。 これはHER2蛋白といわれる物で、悪い細胞同士がくっつきやすい状況を作ってしまいます。
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